「ドローンを使った仕事をしたいけれど、どうやって探したらいいのかわからない」そのため転職活動を始める第一歩が踏み出せない人は多いのではないでしょうか?
この記事では、以下の3つの方法をもちいてドローン業界の求人を探してみました。
- SNSを通じたドローン業界との繋がりから仕事を探す
- IndeedやリクナビNEXTなど求人サイトから探す
- すでにドローンを活用している企業に直接オファーする
ドローン業界には「どんな職種があるのか」「いくらの給与なのか」「どれほど求人があるのか」を、あなた自身の目で見てもらいたいと思います。
目次
転職サイトには仕事がない?ドローン業界の求人の探し方
ドローンの市場規模は、2019年度は1409億円、2020年度は1841億円と年々増加しています。しかし、市場規模の成長に対して求人情報はあまり表に出ません。
ドローンの活用自体が人員の削減につながるため新しい求人が出にくいことが理由のひとつに挙げられます。だからといって求人がないわけではないので安心してくださいね。
冒頭でもお伝えしたようにドローン業界の求人の探し方は3つあります。
- SNSを通じたドローン業界との繋がりから仕事を探す
- IndeedやリクナビNEXTなど転職・求人サイトから探す
- すでにドローンを活用している企業に直接オファーする
では、それぞれのポイントを解説していきます。
SNSを通じたドローン業界との繋がりから仕事を探す
ドローン業界の求人情報を収集するなら、ツイッターやフェイスブックなどのSNSを活用しましょう。
ドローン業界との繋がりを持つことで求人サイトには出てこない求人を探すことができるからです。
例えば、フェイスブックで運営されている「ドローンジョブズ」。ドローンを活用したい事業者と個人をつなぐコミュニティです。
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参加メンバーの方に話を聞いてみると「求人は不定期で募集されているよ」とのこと。正社員の募集だけではなく単発の仕事の紹介や作業現場の見学ができるそうです。
メンバー同士で情報の交換ができるため、ドローン操縦士の資格を取った後に「横のつながりを作るのにもおすすめ」とも教えていただきました。
ドローン業界の単発の仕事を探せるのはとても貴重なのですが、ひとつだけ注意点が。ハローワークとは違って仕事の内容が相手に連絡するまでわかりません。
現場に行ってから「思っていた仕事と違った・・・」とならないように利用する際は密なコミュニケーションを心がけましょう。
次に、転職活動や仕事探しに使えるビジネスSNS「Wantedly」にも注目。新たな市場を開拓しようとするスタートアップ企業が登録してます。若くて勢いのある企業との接点を持つのに向いています。
2021年9月15日現在でドローン関連の求人は6件表示されます。3件が営業職、2件はエンジニア、残り1件はプロジェクトマネージャーの募集です。
「Wantedly」で募集されている求人は首都圏に多い印象。しかし、地方にはないような職種に就けるチャンスでもあります。
また、自ら応募するだけではなくプロフィールを登録しておけば企業から直接オファーの機会も得られます。新しく生まれるサービスや仕事にアンテナを張るためにも、ぜひ登録してみませんか?
昔から人を通じて仕事を紹介してもらう方法はありました。現在はSNSで同じことができるようになり、より多くの人から有益な情報を得られます。この機会に、SNSで求人を探す方法を取り入れてみましょう。
IndeedやリクナビNEXTなど求人サイトから探す
SNSを通じて求人を探すのは意外だったかもしれませんね。次は、一般的な方法ですが求人サイトを使って求人を探す方法です。
けれど、たくさんの求人サイトの中から、どれを使えばいいのか迷ったことはありませんか?
そんな方には「求人版のGoogle」と呼ばれる「 Indeed 」がおすすめ。Indeedは、希望の条件を入力すれば複数の求人サイトから求人情報を集めてきます。求人サイトを行ったり来たりする必要がないため手間が省けます。
Indeedの求人情報は膨大。効率的にドローン関連の求人を探すには「ドローン 操縦士」や「ドローン エンジニア」など具体的な職種を入れると希望に近い求人が表示されます。
試しに「ドローン 操縦士」と検索してみましょう。2021年9月15日時点で「60件」の求人が表示されます。
「ドローン 操縦士」で検索したときの求人情報をまとめてみると、
- 求人は関東(千葉・神奈川・群馬)に多い
- 月収25万円前後の求人が多い
- 営業職は給与が高い傾向がある
- 正社員の募集ばかりでパート・アルバイトの募集はない
次に「ドローン エンジニア」と検索してみると2021年9月15日時点で「1320件」の求人が表示されます。エンジニア以外の職種も表示されるため、自身で精査する必要がありそうです。
「ドローン エンジニア」で検索したときの求人情報をまとめてみると、
- 求人は関東に多いが全国的に募集がある
- 月収25〜30万円ほどの求人が多い
- 正社員での募集が9割、残りが契約社員・派遣社員
このように「求人サイトにはドローンの仕事がなかった」と感じた方ほどIndeedを使ってみると求人情報の多さに驚くでしょう。今まで探しきれなかったドローンの求人情報をIndeedで見つけてみませんか?
すでにドローンを活用している企業に直接オファーする
最後の探し方はドローンを活用している企業に直接オファーします。求人サイトには掲載せず、自社サイトのみで採用をおこなっている企業を狙い撃ちする方法です。
「ドローン 採用情報」と検索すると求人サイトだけではなく企業の採用ページも検索結果に表示されます。
この方法なら「求人サイトでは募集を終了したけれど、自社ではまだ人材を募集している」といった求人も探すことができます。
自ら応募してくる方には「やる気がありそうだし、会ってみようかな」という採用側の心理が働くため、自身の転職活動のエリア内なら積極的に応募してみましょう。
オンライン面接を利用すれば、たとえ遠方の企業だったとしても今のワークスタイルを崩すことなく転職活動をおこなえます。
以下は採用情報を掲載している企業の一例。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
ドローンを使ったオペレーションサービスや機体販売、ドローンスクールとサービスを中心に展開している業界中堅企業。かつては自社プロダクトも生産していましたが、現在は特に募集をしていないようです。いつ募集が再開されるのかわからないためチェックは忘れずに!
東京・お台場に店舗を構えていて、店舗業務やインストラクター、オペレーターと幅広く事業展開しています。ドローンに関する実務に幅広く関われる可能性あり。プログラミング教室も運営しているので、教えるのが得意な人は、ぜひトライしてみてください。
<TEAD株式会社>
ドローン業界の老舗企業。日本では数少ない機体開発・製作を手掛けている会社です。ハードウェアエンジニアならぜひ、挑戦してほしいです。
求人サイトで探すよりも手間はかかります。しかし、求人サイトには掲載されていない中小企業やベンチャー企業などに出会えるチャンス。手間を惜しまず、ひとつひとつの企業にオファーを出してみましょう。
ドローン業界への転職!自己分析で自分に合う企業を見つける
あなたが「やってみたい」と思う職業はありましたか?
転職活動において「この仕事をしたい」と思う気持ちは大きなモチベーションになります。
しかし、気持ちだけでは、ただの根性論。転職を成功させるためには「ドローン業界で求められる人材」にならなければいけません。
そのためには「何が足りていて、何が足りないのか」あなた自身の現状を把握する必要があります。自己分析には以下の3つのステップがあります。
- 自分が、どんなスキルや経験を持っているかを把握する
- 過去のスキルや経験が、どんな企業とマッチするかを考える
- 資格取得などスキルアップをして転職先の選択肢を広げる
それぞれ順番にポイントを解説していきます。
自分が、どんなスキルや経験を持っているかを把握する
あなたが手にした実績、身についた技術、業務内容などを振り返ってみましょう。
「人に自慢できるものなんてない」と思うかもしれません。しかし、仕事に対してどのように取り組んでいたか、どのくらい熱意を持っていたかという考え方でもOKです。
あなたができることを整理すれば、
- 目指せる転職先がわかる
- 転職先の選択肢が広がる
- マッチングミスを防げる
こんなメリットがあるからです。
初めて仕事に就いたときから現在までの経歴を時系列順に書き出しましょう。書き出す項目は以下を参考にしてみてください。
- 勤務先・部署・役職
- 仕事内容
- どんな思いで仕事をしていたか
- 身についたスキル
- 仕事での実績
- 仕事での成功や失敗
- 入社の理由・退職の理由
- プライベートでのイベントや変化
求人情報と照らし合わせたとき、自分に合った転職先を選ぶためにもスキルと経験はきちんと把握しておくことが大切です。
過去のスキルや経験が、どんな企業とマッチするかを考える
書き出した過去のスキルや経験と転職先の企業が求めるニーズが、どう紐づくのか考えてみましょう。
これまでに培ったスキルや経験は、転職活動における「あなたの強み」。自分の強みを生かせる企業を選ぶことで転職後のやりがいにも繋がるからです。
前職の経験がドローン業界でどう生かせるのか例を挙げてみますね。
- 映像編集技術は映像制作会社や企業が自社プロモーションをおこなうとき、他社の案件を引き受けるときに生かせる
- 電子機器メーカーでデジタル回路の知識があるなら機体の設計や組み立て、ハードウェア開発に生かせる
- 通信機器や電子機器などの会社でSEの経験があるならソフトウェアやアプリケーション開発に生かせる
とくに、これからのドローン業界で求められるのはプログラミングを扱える人材。オープンソースのプログラムが使えたり、セキュリティに強かったりすると重宝されます。積極的にアピールしていきたいですね。
このように過去のスキルや経験と転職先の企業が求めるニーズが、どうマッチするかを考えながら転職活動をおこなうと志望動機が明確になり、説得力を持たせることができます。
資格取得などスキルアップをして転職先の選択肢を広げる
前の見出しでは「過去のスキルや経験と転職先の企業が求めるニーズがどう紐づくか考える」とお話しました。
しかし、求人募集の中には「ドローン操縦経験〇〇年以上」や「C言語のプログラミングが扱える」など、今持っているスキルや経験以上の求められることがあります。
今あるスキルや経験だけでは、より良い条件での転職が難しいと感じたときは思い切ってスキルアップのための努力をしましょう。
ドローン業界へ転職するにはドローンを操縦できることが大前提。そのうえで各職種・各人材ごとのスキルが求められるからです。
ドローンの操縦技術はドローンスクール。プログラミングはプログラミングスクールと学べる場所はたくさんあります。
また、プログラミングの知識が必要だと聞くとドローン業界は理系出身の方が多いイメージを持つかもしれません。
しかし、文系出身の方でも「ドローンがどのようにして動いているのか」をハードウェア・ソフトウェアの仕組みから理解することでドローン業界への道が開けます。
つまり、ドローンが当たり前になる時代に備える準備が大切。スキルや経験をレベルアップする努力は、きっと転職先の選択肢が広げてくれますよ。
まとめ
ドローンオペレーター以外にも選択肢を広げてみるとドローン業界に多種多様な職種があることがわかったのではないでしょうか?
今持っているスキルや経験をドローンとかけ合わせたとき、どんな職種や業種で生かせるのか意識することが大切です。
そのうえで
- SNSを通じたドローン業界との繋がりから仕事を探す
- IndeedやリクナビNEXTなど転職・求人サイトから探す
- すでにドローンを活用している企業に直接オファーする
これら3つの方法を駆使すれば、きっと新たな視点で仕事が見つかるはず。
希望の転職を叶えるために自ら情報を収集し、積極的に行動を起こしてみてくださいね。